鍼灸整体院プラーナ

　

1.月経異常
月経不順：月経の周期が不規則であったり、月経の頻度や量が異常に多い/少ない状態の事を言います。

無月経：思春期以降で月経が3か月以上来ない状態、または月経（生理）が一度も来ない状態、あるいはこれまで来ていた月経が止まった状態の事を言います。

過多月経：月経の量が非常に多く、日常生活に支障をきたす状態の事を言います。

2. 月経前症候群 (PMS)

月経前に現れる身体的・精神的な不快症状で、腹痛や頭痛、イライラ、疲労感などが含まれます。症状が重い場合は「月経前不快気分障害 (PMDD)」と呼ばれます。

3. 卵巣の疾患

卵巣嚢腫：卵巣に液体が溜まってできる嚢状の腫瘍。良性が多いですが、定期的な経過観察が必要です。

多嚢胞性卵巣症候群 (PCOS)：（1）月経周期異常　（2）多嚢胞卵巣またはAMH高値　（3）アンドロゲン過剰症またはLH高値　３つ全てを満たすものをPCOSと診断される。　（引用：日本産科婦人科学会生殖・内分泌委員会2024）

4. 子宮の疾患

子宮筋腫：子宮の筋肉層にできる良性腫瘍で、過多月経や痛みの原因になることがあります。

子宮内膜症：子宮内膜組織が子宮以外の部位で増殖する病気で、痛みや不妊の原因になることがあります。

子宮頸がん・子宮体がん：いずれも子宮にできるがんで、早期発見・治療が重要です。

5. 性感染症 (STI)

クラミジア感染症や淋病などが含まれ、初期には症状が現れないことも多いため、定期的な検査が推奨されます。放置すると、不妊や骨盤内感染症の原因になることがあります。

STIは、”Sexually Transmitted Infection”を略したもので、感染が確認された状態をさします。感染が確認されれば、症状がなくてもSTIとして分類されます。
一方、STDは、”Sexually Transmitted Disease”を略したもので、感染が確認されてなおかつ症状が現れているのが「STD」ということになります。
STDは、STIが進行した状態とも考えられます。

6. 更年期障害
女性ホルモンの減少により、ホットフラッシュ、睡眠障害、イライラなどの症状が現れます。ホルモン補充療法（HRT）やライフスタイルの改善で症状を緩和することが可能です。

7. 不妊症

妊娠を希望しても1年以上妊娠しない場合、女性側・男性側の要因も含めて不妊症と診断されることがあります。

8. 乳房の疾患

乳腺症：乳房の痛みや腫れ、しこりが特徴です。

乳がん：定期的な自己検診やマンモグラフィーで早期発見が可能です。